仕事辞めたい。人間関係に疲れた。そんなあなたに見直してもらいたい7つの事
2024/04/28
『このまま今の仕事を続けていてよいのだろうか。』という気持ちを抱いていたりしませんか?
『今よりもっと良い状態になりたい。でも、どうしたらいいのか分からない。』
そんなあなたに、私RIHITOからのご提案です。
こんにちは!魅力覚醒アーティストのRIHITOです。
私は、5,000人以上の施術経験を持つ元セラピストです。
現在は、スピリチュアルと経営学を基盤に、あなたの日常が少し心地よくなる為の情報発信をしています。
今回は、心の仕組みとあなたの身に起きる事の関係から、現実的で具体的な対応策までお伝えします。
この記事を読み終わる頃には、優先することと今すぐに自分にできることが見えてくるでしょう。
先ずは、なぜ仕事を辞めたいのかを7つの項目に細分化して考えてみましょう。
1つ目の項目は、現在の仕事内容についてです。
1/7 現在の仕事の内容で好きな事と嫌いな事は何か
あなたは今の仕事が好きですか?
答えがYesの場合は「◆Yes!今の仕事が好きな場合」へ進んで下さい。
答えがNoの場合は「◆No!今の仕事が好きではない場合」へ進んで下さい。
◆Yes!今の仕事が好きな場合
好きなことを仕事にしていても「仕事をやめたい」というのなら、原因は職場環境や待遇面など仕事の内容以外の要因に有る可能性は高いですね。
また、「好きな仕事」でも部分的に嫌だと感じていることがあったりしませんか?
例えば、私の場合ですがセラピストという仕事自体は好きでした。
その反面、職場環境や勤務条件などの他にも、サービスを提供する対象にもストレスを感じていました。
毎日施術を提供しながら、お客様が非日常を感じてリラックスして下さったり、色々なお話を聞かせて頂きながら信頼関係を築いていけることが楽しかったです。
そんな中、環境面以外で毎日地味にジワジワストレスの原因になっていたこととは、下心丸出しの男性のお客様です。
これは、完全にサービスを提供する側の意図と、サービスを受ける側の需要がマッチしていないと感じました。
私自身は、セラピストという仕事は高い精神性と技術で人を癒す尊い仕事と認識していました。
しかし、世の男性にはその概念がない方もいる。
癒しの概念がセラピストの考える概念と相違があるのが明らかです。
「女性に触ってもらいたい」みたいなやつです。
まったくピンクな感じではない、普通のヒーリングサロンだったんですけどね。
当時は全国展開するサロンでの勤務でした。
全国のサロンスタッフの売上TOP10入りも常連だったので、周囲からは充実しているように見えたのかもしれませんが、実はとてもストレスを感じていました。
「この仕事はそういうものなんだから、我慢して当然。」なんて思わないでくださいね。
あなたが嫌だと思うことは避けていいですし、無理する必要はないです。
この世に全く同じ価値観の人はいないので、他人に自分を100パーセント理解してもらうのは難しいと言えるでしょう。
「嫌だ」という感情を大切にして下さい。
あなたが「嫌だ」と思ったことをやらなくても済む方法はないかを考えることです。
そのためには、「何故それが嫌なのか?」を考えてみましょう。
具体的に深堀していく事で、今の職場に相談して解決する問題なのか、別の仕事を探すべきかの判断材料になります。
別の仕事を探すのなら、今回分かったことが、次はどんな仕事に就きたいかを知るための大切なポイントだと分かります。
◆No!今の仕事が好きではない場合
この場合は、生活を支える為だけに仕事をしている状況なので、かなりストレスを感じているのではないでしょうか?
それでも何かしら続けて来られたのであれば、何か1つでも「好き」と思うことはないでしょうか?
「好き」と思うことが全くないのであれば、早めに別の仕事を探すか部署異動を検討する方が良いでしょう。
今のまま続けることは、ストレスで体調を崩すなどの不具合が起きる可能性が高いからです。
私自身もストレスで体を壊して、傷病手当金や失業保険を受給しながら自宅療養していたことがあります。
体調を崩す以外にも、結果的にその職場にいるのが難しい状況に追い込まれるような事態になることもありました。
スピリチュアルの世界では、日常的に感じていることが現実になると言われています。
あなたが日常的に辛く感じているなら、現実の世界でも辛く感じる出来事が引き寄せられるのです。
「ツライ」「嫌だ」などと不快に感じる原因から身を遠ざける事が先決です。
理由としては、自覚していなかったとしても、本心では「ここに居たくない」と思っているからです。
自分の本当の望みを自分で叶えてあげて下さい。
少しでも「好き」と想えることや、あなたが「心地よい」と思えること、安らげることを増やしていく方が、あなたにとって望ましい現実を引き寄せられるでしょう。
もし1つでも「好き」と思えることがあるのであれば、応急処置的ではありますが、その「好き」と思えることにフォーカスして下さい。
仕事の時間の中で、その「好き」と思えることに集中する時間を大切にするんです。
そして、その「好き」と思えることの何が好きなのかを考えてみて下さい。
もしかしたら、あなたの趣味や子供の頃にのめり込んでいたことに共通点があるかもしれません。
あなたに余裕があれば、仕事だけではなく日頃から興味のある事や心が癒される事、心地よいと感じる事などもリストアップして、その共通点を探ってみましょう。
そういった共通点が、あなたが本当にやりたい事や向いている仕事を知るきっかけになります。
あなたに時間やお金の余裕があるのなら、占星術などの占いやキャリアアドバイスを受けてみて、自分にはどんな仕事や働き方が向いているのか参考にする方法もあります。
あなた自身が何を望んでいるのか、どんな個性があるのかを知ることで、自分に合う仕事や才能を発揮する環境が分かるようになるでしょう。
見直してもらいたい項目の1つ目以外にも、あなたが仕事に対して求める要因は何かを具体的にひも解いていける内容構成にしているので、2つ目以降も読み進めてみて下さいね。
2/7 働く場所や勤務時間、通勤時間と通勤手段に負担はないか
働く場所や勤務時間、通勤時間や通勤手段によってもストレスは蓄積され、そのストレスが幸福度を下げたり健康を害してしまうこともあります。
しかも、お金がたまりにくいという恐ろしい自体を招くこともあるのです。
日々の当たり前と思っていることでも、実際にはストレスを感じているのなら、そのストレスを紛らわすために「ご褒美」と称した小さな出費が日常化してしまうこともあります。
どういうことかを順番に見ていきましょう。
働く場所
あなたの働く場所は次のどれに当てはまるでしょうか?
- 会社など決まった勤務地に固定されている
- 出張などが多く日毎に指示された場所に移動する
- 自分の裁量で出社か在宅かを選択できる
- 完全在宅勤務もしくは、場所は問わない
上記のような働く場所だけをとっても、ストレス具合には個人差があります。
個人的には、3や4は自分の裁量で決められたり、他の勤務場所より自由度が高いのでストレスは感じにくいように感じます。
大勢の人に囲まれるのが苦手な繊細タイプの方なら、出社するより家で周りを気にせず自分のペースで仕事をする方がストレスが少ないでしょう。
逆に、人と接する仕事が好きな方なら、人が集まる場所に行って大勢に囲まれながら働く方が楽しく感じるでしょう。
本人の性格と働く場所の条件でもストレス具合は違うと思います。
例えば出社して勤務する場合、とても集中力を要する業務を担当しているのに、自席に隣接する部署がコールセンターのような業務をしているなら、とても業務に集中できません。
こういったこともストレスにつながります。
他にも、職場の空調が異常に暑すぎたり、寒すぎる事でもストレスになりますし、健康を害します。
「もう慣れた」と思っていても、日々のストレスは少しずつ蓄積されます。
空調や座席の問題であれば、職場に相談し調整してもらうことで比較的柔軟に解決できるでしょう。
性格的な問題で現在の就業場所の環境が合わない場合は、職場への相談以外に働きやすい就業条件の職場を探すことも視野に入れた方が良いでしょう。
その場にいるだけでストレスを感じてしまうのは、心身ともに良くありません。
もし、周りに人がいた方が、緊張感が出て仕事が進むなどのポジティブなストレスであれば問題ないです。
そこに居るだけでネガティブなストレスがたまるって、結構致命的な状況ではないでしょうか。
他に居場所を求めて、離席しがちになってしまい、周囲からクレームが入るなんてこともあり得ますね。
これは、自宅の環境にも共通します。
自宅がいつも綺麗に整っていて、居るだけで心地よいのなら、外へ買い物に行くより家でゆっくりカフェタイムを楽しむ方が幸せを感じることだってあるでしょう。
外に行きたくなる原因が、自宅の居心地が悪いことだとしたら、それだけで出費の機会が増えますね。
同様に、職場の居心地が悪いとそれを紛らわすために、ちょっとした100円~200円程度のお菓子や甘い飲み物を毎日買っていて、月数千円の出費になっていることだってあります。
お菓子や甘い飲み物って、ちょっとした中毒性もありますし、安価で手っ取り早く快感を得やすいので、深く考えずに常用してしまうことが多いです。
こうした小額の出費を日常的に複数にわたり行っていると、大きな出費はしていないのに何故かお金がたまらないってことになります。
小さなストレスでも、できるだけ早く日頃から解消してあげることで、よくわからない出費は減っていきますよ。
勤務時間
週40時間以上の長時間労働は幸福度が下がり、週55時間以上の労働は心身へ影響をきたすと言われています。
この労働時間って、多くの人が当てはまるのではないでしょうか?
多くの企業が、フルタイムで働くと1日7時間~8時間勤務を基本としています。
1日8時間の週5日勤務なら、それだけで週40時間労働です。
この場合は、残業が発生するだけで幸福度が下がるということになります。
これは衝撃ですね!
日本一のホワイト企業で有名な「未来工業株式会社」は、残業なしで業績は業界№1だそうです。
このことからも、残業するから会社の業績が伸びるということではなさそうですね。
残業せずに帰宅しやすい環境であれば、仕事を調整してできるだけ残業しなくて良い環境を作ることをお勧めします。
余談ですが、労働基準法の観点では、残業は労働者本人の同意がなければ雇用者は残業をさせてはいけないことになっています。
また、法定労働時間が設定されているため、雇用主が週40時間を越える労働をさせる場合は36協定の締結と労働基準監督署長への届け出が必要になります。
もし気になる場合は、職場に確認してみると良いでしょう。
現在労働時間について悩んでいるのであれば、職場の上司への相談のほかに、産業医や厚生労働省が行っている「総合労働相談コーナー」への相談という方法もあります。
2022年12月時点の「総合労働相談コーナー」に関するリンクを載せておきます。
https://www.mhlw.go.jp/general/seido/chihou/kaiketu/soudan.html
「総合労働相談コーナー」では匿名での相談も可能ですし、必要があれば公的機関の専門窓口を紹介してくれます。
職場へ直接相談しにくかったり、弁護士費用等の心配をして断念して行動できずにいるのなら、一度国の公的機関を利用してみるのも良いと思います。
私は労働関係諸々について、「総合労働相談コーナー」と「法テラス」を実際に利用したことがあります。
どちらも、電話をする前は緊張しましたが、とても親身になって対応してもらえて安心しました。
一人で悩まず、公的機関の利用も検討してみて下さい。
労働時間が長いと、睡眠時間を削ることになってしまいます。
睡眠時間が少ないと、氣力や体力の低下につながります。
氣力や体力の低下は、正常な判断ができなかったり、ネガティブ思考になりやすくなります。
誰かに相談をする氣力もないのなら、休暇を取ってみることも検討してみて下さい。
収入の不安から休みを取りたくないと思う方もいるかもしれませんが、その我慢が原因で体を壊してしまう方が出費が大きくなり、経済的に負担が大きくなってしまいます。
早めに現状を改善して、あなたの心身の回復に努めましょう。
通勤時間と通勤手段
片道30分以上の通勤時間や通勤手段が満員電車の場合も、かなりストレスはたまりやすいです。
都心部なら、通勤時間がドアtoドアで片道1時間以上の方も多いでしょうし、中には片道2時間という方もいますね。
通勤時間が長いだけでも、睡眠時間が削られ睡眠不足につながります。
また、朝から満員電車でもみくちゃにされながらの通勤で体力を消耗した状態だと、仕事でのパフォーマンスも落ちてしまいます。
近年は在宅勤務も広まってきて、通勤に時間を使う人が減ってきていますが、それでも出社が必要な職場はまだまだ多いです。
更に残業が発生するようなら、毎日職場と家を往復するのに精いっぱいで、自分の時間を設けることも難しいなんてこともあるでしょう。
理想の通勤時間は20分以下と言われています。
通勤方法も、できるだけ満員電車よりは自転車や徒歩の方がストレスは軽減されるでしょう。
私の経験談ですが、片道30分程度の通勤時間で満員電車に揺られて通勤していた時より、引越しをして自転車で片道15分程度に変わっただけで、ストレス度合いがかなり減りました。
そのおかげで、転職を検討するのに時間がかかってしまったことがあります。
なぜかというと、自転車で片道15分の通勤は、電車通勤よりも快適過ぎて、職場を選ぶ際の重要なポイントになっており、この快適さを手放すことに抵抗を感じてしまったからです。
帰り道に買い物しても、自転車のカゴに乗せて移動できるので、重たい荷物を持って駅の中を移動する必要もありません。
しかも、電車の時間も気にせず自分のタイミングで行動できるというのがとてもよかったです。
更に、電車遅延に巻き込まれることもなく、何か災害があったとしても自力で帰宅できる距離であるということも安心感につながります。
それだけ、通勤時間と通勤手段の快適性には大きな魅力があります。
通勤にストレスがなくて仕事も楽しい職場が理想ですね。
もし、引越しや転職を検討しているのなら、この通勤時間と通勤手段は重視することをお勧めします。
睡眠不足の解消と満員電車のストレスからの解放を実現することは、不可能ではないです。
働き方の他にも、職場の人間関係でも大きな悩みを抱えることがありますね。
次は、職場の人間関係を見ていきましょう。
3/7 職場の人間関係で負担に感じていることはないか
職場の人間関係が良好でないと、どんなに好きな仕事をしていても、その場から離れたくなりますよね。
現実的な対応策としては、所属部署の管理者や人事労務担当者への相談が考えられます。
大抵の職場には専門窓口が設けられているはずです。
心身に支障をきたしている場合は、産業医への相談も有効です。
特にハラスメントの場合は、2022年4月から大企業だけでなく、中小企業にも対応の義務が課せられていますので、専用の窓口が設けられているはずです。
もし職場の専用窓口への相談が気まずかったり、不安がある場合は勤務時間の項目でも紹介した厚生労働省の「総合労働相談コーナー」等を活用するのも良いです。
この窓口は職場に相談しても適切な対応をしてもらえなかったり、相談したことへの報復など不当な扱いを受けた場合も相談に乗ってくれるので心強いです。
私も、人間関係については沢山悩んできています。
その中で一つだけ確実にわかっていることは、人は正しさよりも感情を優先する事が多いということです。
あなたがどんなに正しい事をしていても、有能であっても、周りの人たちは自分の感情に流されがちなんです。
例えば、人をマネジメントする立場の人が、マネジメントの観点ではなく完全に自分の感情で理不尽な対応を部下にすることです。
仕事として考えた時に、その人が置かれている立場や責任としてあり得ない事でも、人って感情に流されて簡単にその「あり得ない事」をしてしまうんです。
相手の感情を逆なでしてしまう何かが、「あり得ない対応」を受けた人にあるんです。
これは善悪の問題ではなく、そういう仕組みなんです。
人に何か嫌なことをされた時、必ず自分の内側に答えがあります。
誤解しないで欲しいのは、あなたが悪いから「あり得ない事」をされたのではないということです。
悪いのではなく、引き寄せてしまう状況を心の中で作っているということです。
例えば、パワハラを受ける人は心の中で自分にパワハラをしていることがあります。
実際に私も、好きでもない仕事だけど生活のためにと思って、心身削って一生懸命働いて成果を上げても、周囲から嫉妬を受けたり上司からのパワハラという形で降りかかってきました。
自分が「嫌だ」と思っていることを自覚していながら、その場にとどまろうと無理をしていた事が、私が自分にしていたパワハラでした。
人に嫉妬される人は、自分自身を軽く見積もってしまい、更に高みのステージへ移ろうとしないために嫉妬されることもあります。
人に嫉妬する人は、自分の手の届く場所に自分が欲しいものを持っている人を見て、嫉妬します。
もし、自分の手の届かない超有名芸能人が相手なら、嫉妬よりも憧れになるでしょう。
嫉妬をするということは、その人もそれを手に入れる力があるんです。
でも、現実はそれができていない。
嫉妬をされる人は、「自分はこれくらいで良い」などと自分を低く見積もって、もっと上を目指せる能力があるのにそれをしていない可能性があります。
嫉妬をする人から見たら、この嫉妬をされる人のスタンスが気に入らないんです。
思考では認識していないなくても、人は誰でも無意識で相手の深層にある意識を感じていたりします。
その深層にある意識が、現実を作り上げているとスピリチュアルの世界では言われています。
「自分は大切にされない」という意識は、大切にされない現実が引き寄せられる。
「自分は大切にされたい」という意識も、「自分は大切にされていない」と感じているから「自分は大切にされたい」と思うので、大切にされない現実を引き寄せます。
全部、心の中の写し鏡なんです。
今自分の身に起きていることは、自分の中の何がそれを引き寄せているのかを注意深く観察する癖を付けていくと、だんだん自分で原因が分かるようになってきます。
有効な方法の一つとして、自分の感情に着目して「自分は何故そう感じるのか」をどんどん掘り下げていく事です。
私は、この掘り下げを紙に書き出して行うことが多いです。
デジタル機器でも良いですが、紙に書き出す方が個人的にはやりやすいです。
例えば、私が最近気づいたこととして「自分に対する無価値感」です。
これに氣づくきっかけになったのは、普段から「人に説明をする際に少しあいまいな表現をいれて、リスク回避をしよう」という感情が湧いていることに気づいたことです。
一見、リスク回避迄考えて表現を慎重に選んでいるとも取れますが、掘り下げていった結果「自分に対する無価値感」が原因だと分かったんです。
私がおこなった掘り下げの大まかな流れを紹介しますね
この掘り下げを行った結果を認識して、大きな衝撃を受けました。
自分自身は、この「無価値感」からは卒業ができていると思っていたのに、まだまだ自分の奥底には「無価値感」という感情があったことに気づいたからです。
自分が知っている自分は、まだまだほんの一部だったんです。
この氣づきのお陰で、自分への理解が深まり自分と今までよりも仲良くなれました。
こうやって、自分の中に有るものに氣づいていくと、ものの見方がどんどん変わって、身の回りに起きることも変わってきますし、無価値感という感情が薄れてきます。
私の中にはまだまだ無価値感を感じる要因があるかもしれませんが、それでも以前よりも楽で気持ちが軽くなっている実感があります。
あなたも自分と向き合う時間を設けてみると、色々な気づきがあって、最初はみたくない自分を見ることが苦痛かもしれませんが、そこを認められるようになれば楽になりますよ。
次は、担当している仕事の難易度(責任含む)や評価が適切だと感じているかを確認してみましょう。
4/7 担当している仕事の難易度や評価は適切だと感じられるか
能力以下の仕事しか与えられなかったり、置かれている立場や権限に対して難易度が高すぎたり責任が重すぎることは非常に問題です。
派遣社員であれば、就業条件明示書に記載していない業務であったり、「その他庶務業務」と称して庶務業務とは言えないような業務を指示されることなどは、違法行為でもあります。
派遣社員は派遣元へ事情を説明し対応してもらいましょう。
こういったことは、場合によってはパワハラなどのハラスメントにも繋がります。
職場のハラスメント窓口や公的機関の利用も視野に入れて下さいね。
また、上司からの評価が偏っていたり、個人的な感情やバイアスが入っている場合、評価を受けた本人は非常に不当な扱いを受けた気持ちになり、モチベーションも下がります。
逆に、権限と責任が一致していて、自分の持っている能力やスキルを程よく使えて、少し背伸びをすれば達成できる程度の業務であれば、業務を遂行する本人の満足度は上がります。
更にフィードバックが速く、自分の裁量で業務を進めることができ、評価も適切だと分かればモチベーションも上がりますね。
これは、組織論の観点でも言われていることです。
モチベーションが上がる様な職場であれば、更にスキルを上げようとするなどの職務に対しての充実感を得る事が出来、その充実感が勤務を続ける誘因となります。
職場に相談し、部署異動をすることで解決するのであればよいのですが、職場の評価スタイルや社風が合わない場合は勤務の継続は難しくなると思います。
合わない上司がいる環境での勤務の続行は、ストレスの原因ですし、あなたの能力を十分に発揮できないために、有能感を得られず自信が持てない原因となります。
納得のいく評価を受けられない環境は、自己卑下など心への負担が大きくなり、更に自己卑下をするような現実を引き寄せてしまうので、環境を変えることも大切です。
もし現在、自己卑下をしてしまっていたり自信が持てないようなら、何故そう思うのかをあなたの心に問いかけてみて下さい。
もしかしたら、幼少期の出来事が原因かもしれません。
現実的な対応の他に、今後同じことを引き寄せないためにも、自分の心の中を覗いてみて要因を認識するために掘り下げなどを行うのが有効です。
次は職務内容の充実度と職場への貢献意欲についてですが、この部分もあなたにとって働きやすい職場かどうかを判断するのに重要です。
5/7 業務の種類や必要スキルなどの多様性や有能感と職場への貢献意欲はあるか
業務の幅の広さやスキルの多様性は仕事への意欲を高める要因であり、自身の有能感を高めることにつながります。
抱えているタスクの重要度が職場への貢献意欲を高める要因にもなります。
今の職場ではどうでしょうか?
仕事での有能感や貢献意欲は感じられているでしょうか?
ずっと同じことだけをやり続けることは、専門性は高まるかもしれませんが発展性がなく、マンネリ化しがちです。
対応する業務の幅が広ければ、業務の全体像が把握しやすく、業務全体を自身が完結できるのであれば業務に対する満足度は上がりやすくなります。
また「貢献意欲」は組織の定義の一つでもある為、貢献意欲がないということは組織の一員として参加している意識がないという見方も出来ます。
もし、今の職場で新しい事やポジションにチャレンジできる環境があるようでしたら、そういったジョブローテーションを検討してみるのもいいでしょう。
キャリア開発制度の「キャリア・ディベロップメント・プログラム」等があるなら活用してみるという方法もあります。
マネジメント職と専門職どちらがいいかなども選択できます。
何の仕事をしたいかよりも、どう働きたいかを考えて、そこに向かっていく事で、仕事への満足感も上がり貢献意欲が高まることも見込めます。
あなたはどんな風に働いて、どんな職場であれば貢献したいと思いますか?
そういった事を自分の中で明確にしていく時間を作ってみてはいかがでしょうか?
6/7 今の職場から得られる報酬と勤務を続けるメリットは何か
仕事から得られる報酬は、賃金以外にもスキルや経験の蓄積ややりがい、目標達成などの成功体験から得られる自己実現等様々であり、それが勤務を続けるメリット=誘因となります。
あなたは仕事をすることで何を得たいですか?
最低限の生活費を稼ぐことはもちろんですが、それ以外に何を求めるのかを考えてみて下さい。
そして、なぜそれを求めるのかも考えてみるんです。
もし、生活費を稼ぐためだけであれば、その職場に居続ける事よりも、もっとあなたの個性を活かせる仕事を探したほうが良いのではないでしょうか?
沢山お金を稼ぐことを中心にしていると、自分自身をないがしろにしがちになってしまいます。
日常的に些細な事でも満足感を得られなくなると、何かで埋めて満足させようという心理が働き無駄な支出に繋がることがあります。
生活費を稼ぐだけの目的なら、今の職場である必要もないですね。
生活費を稼ぐだけではなく、その職場にいて心地よいと思えることやモチベーションが上がる事を小さなことでも良いので考えてみて下さい。
そして、その誘因となるものと今の職場で勤務することで失っているものとを比較してみて、今の仕事を続けるかどうかの判断材料にするんです。
次は、今の職場で失っているものについて一緒に考えてみましょう。
7/7 今の職場に勤務することで失っているものは何か
仕事で失うものとしては、代表的なものとして自分の時間と労働力ですね。
自分の時間を切り売りして、時間と労働力を会社へ提供するのが大半の方の働き方ではないでしょうか?
経営者などでしたら、自動化するシステムを構築して自身の労働力や、時間を使わない方法を取っている方もいるとは思います。
とは言え、もし時間が沢山あったとしても、時間を使う目的がない生活はメリハリがなく、最初は良くても次第に退屈に感じるのではないでしょうか?
仕事というのは、自己表現をする場と考えてみて下さい。
自分はどんなことに満足して、どんな人間関係を構築したいのか?どんな環境に身を置きたいのか?今まで振り返ってきた6項目を思い出してみて下さい。
通勤時間を減らして、その分自分が落ち着いて本を読んだり勉強したりする時間に当てたいというのであれば、それが叶えられそうな仕事を探してみて下さい。
通勤時間があるのは当たり前という固定観念を捨てるんです。
人付き合いを円滑にするために、本当は嫌だけど職場の人とランチに行っているのだとしたら、「今日はお弁当を持ってきました」と断ってもいいんです。
何か趣味があって、その趣味を楽しめる時間を増やしたいというのなら、その時間が確保できるような働き方を模索してみるんです。
例えば、趣味に関係する何かを仕事の一部に組み込むのもいいですね。
そしてその望みが叶った時をイメージしてみて下さい。
今の職場で得られているものと失っているものを比較して、得られているものの方が多いと感じられるでしょうか?
あなたの望みは本当に叶えられているのでしょうか?
今の職場でも叶えられる可能性があるのなら、勤務の継続を選んで望みを叶える為に動いてみて下さい。
自分の望みを叶えるのが難しい職場と判断したのなら、仕事環境を変えることを検討してみて下さい。
直ぐに仕事を辞めることが難しくても、次のステップの為に準備を進めることはできます。
準備を進める余力がないのなら、余力を作ることから始めるんです。
多くの方が、疲れすぎてじっくり考えたり行動することが難しくなっています。
私自身の経験ですが、残業が少なくほぼ在宅勤務の仕事の時は、マネジメント職について残業まみれだったころよりも収入が少ないにもかかわらず、生活の満足感は上がりました。
無駄な支出も減りましたし、ゆっくりと自分の時間を過ごすことができると、心身ともに活動できるだけのエネルギーも充足され、生活の見直しも積極的にできるようになりました。
経済学には労働曲線という考え方がありますが、労働曲線では労働時間を下級財と定義し、余暇時間を上級財(奢侈品)という贅沢なものと定義しています。
余暇時間が多いというのは、それだけ贅沢な事なのです。
この贅沢を増やす方法は、労働時間を減らすことです。
労働時間を減らすには、賃金率を上げて優雅にお金を気にせずに過ごす方法と、賃金率は下げて、今有るものを上手に使って必要なものだけで過ごす方法です。
前者は、直ぐに実践できる人の母数は少ないでしょう。
後者であれば、多くの方が実践できる可能性があります。
余暇時間という贅沢があるだけでもストレスは軽減されますので、その余暇時間を使って無駄を削り自分を満たすために行動してみるのは非常に良いアイデアです。
労働曲線の中央値にある労働時間と賃金率は、長時間労働で中程度の賃金率です。
賃金率を上げて余暇時間も増やしたいのであれば、一度賃金率を上げるための環境を作る必要があります。
この場合も、自分の生活を見直してストレスの原因を減らし、目的に集中できる環境に身を置くようにするために、今までの習慣で捨てた方が良いものが出てきます。
例えば、職場の人との飲み会やランチの時間です。
これらを削り、ランチの時間であれば、一人で過ごし勉強ややりたい事の時間に充てることも出来ます。
あなたは今の職場から得られる報酬と誘因に満足しているでしょうか?
満足していないようなら、満足していない要因を明確にし次のアクションに繋げて行ってください。
ここまでで7項目全てを振り返ってみましたがどうでしたか?
次は、7項目を見直した後にやると良い事についてお伝えします。
7つ見直した後にやると良い事
7項目を見直してみて、仕事選びに必要なポイントが分かり、じっくり自分の日常を見直すきっかけになったと思いますので、このタイミングで身の回りの不用品を整理してみましょう。
ご自宅や職場のデスクなど、不要なものが溜まっていませんか?
必要がないものが身近にある状態は、集中力もそがれますし無意識に居心地の悪さを感じてしまいます。
あなたがいる場所は、あなたへ大きな影響を与えますし、それがご自宅なら心身を休めてエネルギー補給をするための場所で、逆に疲れてしまうこともあります。
今はご自宅がただ寝るだけになってしまっているとしても、家に帰った瞬間に感じることが「散らかっているから片づけなきゃ」と思うような状況はストレスの原因になります。
自宅は、帰宅して素の自分に戻れるリラックスできる環境であることが理想です。
また、家にある不用品を実際に確認することで、今までの無駄な支出に気づくことが出来ます。
その不要なものは何故購入してしまったのかなど考えてみて下さい。
多くの場合は、実際は使わなくても思い込みで「普通は家にあるものだから」と購入していたり、その場の衝動で良く考えずに購入しているものではないでしょうか?
自分の部屋は自分の心の中を表しています。
身の回りに不用品が溢れているようなら、あなたの心の中に不要な考えや感情等があると言えます。
家に帰ると、好きなものだけが適度にあって、不要なものはなく、とても居心地が良いというのが理想です。
あなたが居心地が良いと思うカフェなどは、どんな空間でしょうか?
きっと無駄な物があまりなくすっきりしていて、必要なものだけが置いてあり、心に余裕を与えてくれる観葉植物がある様な空間ではないでしょうか?
空調も適度な温度で快適で、心地よさを演出するような音楽が流れていたりしていませんか?
先ずは不要なものを処分して、有るものだけでその心地よさを実現できないかを考えてみて下さい。
工夫を凝らして有るものを活用していく事で、お金をかけずに心地よさを作ることはできます。
物の選別の仕方が分からないのなら、今はインターネットで色んな情報がありますので探してみると良いでしょう。
個人的には、ミニマリストの考え方は非常に参考になると思います。
自分の生活と向き合って、自分の個性や価値観を大切にしながら、日常の些細なことを選択してきた結果で、自分のスタイルを築き上げている方が多いです。
自宅の快適な空間で、自分と向き合うと本当の自分の望みや価値観が見えてくるようになります。
それを、これからの仕事の仕方や将来に活かしていく事で、日常の満足度も上がり心身ともに満たされた生活の実現に繋がります。
まとめ
今回は仕事を辞めたい人に見直してもらいたい7つの事をお伝えしました。
1つ目は、現在の仕事の内容で好きな事と嫌いな事は何か。
2つ目は、働く場所や時間、通勤方法などがストレスの原因になっていないか。
3つ目は、職場の人間関係で「嫌な事」を自分の心の中に引き寄せる要因はないか。
4つ目は、仕事の難易度や評価は適切だと感じられるか。
5つ目は、業務の種類やスキルなどに多様性があり有能感を感じられているか。
6つ目は、今の職場から得られる報酬と誘因は何か。
7つ目は、今の職場で失っているものは何で、得られている報酬の方が大きいと言えるか。
7つ見直したら、身の回りの不用品を処分したりと自宅を快適な空間にして、その快適な空間で自分と向き合う時間をつくる。